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エアコン室外機がうるさい原因 今すぐできる対策法を徹底解説
2025年07月14日
夏や冬にフル稼働するのがエアコンです。
その頼れる存在も、ある日突然「ゴーッ」「カタカタ」といった異音を発し始めると、不安やストレスの原因になります。
特に室外機の音がうるさいと、自宅だけでなくご近所への影響も気になりますよね。
実は、エアコンの室外機がうるさくなる原因はさまざまで、ちょっとした工夫や対策で改善できるケースも多いのです。
この記事では、室外機の騒音の主な原因と、今日からすぐに試せる対処法をわかりやすく解説します。
エアコン室外機がうるさい原因
エアコン室外機が突然うるさくなった場合、「故障かな?」と不安になってしまう方も多いのではないでしょうか。
実は、エアコン室外機が発する異音には複数の原因があり、それぞれ適切な対策を取ることで騒音を抑えることが可能です。
以下では、エアコン室外機がうるさい主な理由を分かりやすく解説するとともに、ご自宅で簡単にできる騒音対策法についても詳しくご紹介します。
うるさいエアコン室外機の主な原因
エアコン室外機の騒音は、その多くがいくつかの典型的な原因によって発生しています。
ここでは、経年劣化や設置方法の不備、ファン・モーターの不調、さらに異物の混入や汚れによるものなど、考えられる主要な要因について詳しく見ていきましょう。
原因を知ることで、適切な対処がしやすくなります。
経年劣化による部品の摩耗
長年使い続けたエアコン室外機は、部品が摩耗しやすくなります。
特に、ベアリング(回転軸を支える部品)やファンモーターなどの回転部分は使用年月とともにすり減り、カタカタ、ゴロゴロといった異音を発しやすくなります。
経年劣化による部品不良は徐々に進行するため、初期の違和感を見逃さないことが肝心です。
定期的な点検や適切な部品交換を行うことで、騒音の発生を防ぐことができます。
設置環境や設置方法の問題
エアコン室外機は設置場所や方法によっても騒音が生じやすくなります。
例えば、地面が不安定だったり、室外機が斜めに設置されていたりすると、振動が増幅されて異音が発生します。
また、室外機の下に設置されている架台が劣化している場合も、余計な振動音を生じる原因となります。
できるだけ水平で安定した場所に設置し、防振ゴムなどを活用すると騒音軽減に役立ちます。
ファンやモーターの不具合
室外機内には空気を送るファンと、それを動かすモーターが組み込まれています。
これらの部品に不具合が生じると、異常な音が発生する場合があります。
たとえば、ファンの羽根が曲がっていたり、モーターが潤滑不足で回転しづらくなっていると、「ガタガタ」「キーン」といった金属的な騒音が発生することがあります。
異音に気付いたら、なるべく早めに専門業者に点検を依頼しましょう。
異物の侵入や汚れによるトラブル
エアコン室外機は屋外に設置されているため、落ち葉や砂埃、小石などの異物が内部に入り込むことも少なくありません。
こうした異物がファン部分に絡まったり、モーターの隙間に入り込むと、異常な音や振動の原因になります。
また、長期間掃除されていないと汚れが溜まり、回転部分の動作不良や騒音を招く恐れがあります。
定期的な掃除・点検がトラブル防止には欠かせません。
自分でできるエアコン室外機の騒音対策
エアコン室外機の騒音は、専門業者に依頼しなくてもご自宅でできる対策がいくつかあります。
ここでは、簡単なメンテナンス方法や室外機周辺の掃除・整理など、すぐに実践できる方法をピックアップしてご紹介します。
これらの対策を行うことで、騒音が軽減される場合も多いので、まずは気軽にチャレンジしてみてください。
簡単にできるメンテナンス方法
ご家庭でできる簡単なメンテナンスとしては、まず室外機の外側を柔らかい布で拭き、ゴミや砂埃を取り除きましょう。
ファン部分や吹き出し口の周囲に異物がないか確認し、見つけた場合は手で取り除きます。
また、室外機がしっかり設置されているか揺れがないか確認し、緩みがあればボルトを締め直すことも効果的です。
無理に分解せず、外側からできる範囲だけでも定期的にチェックする習慣をつけましょう。
室外機周辺の掃除・整理
室外機周辺に物が多いと、音が反響してより騒音が大きく感じられることがあります。
そのため、室外機の周囲にはなるべく物を置かず、1メートル程度のスペースを確保しましょう。
また、落ち葉や草、ゴミなどが溜まりやすいため、こまめに掃除して清潔な状態を保つことが重要です。
掃除の際は、手袋を着用して安全に作業しましょう。
こうした地道な整理・清掃が騒音対策の第一歩となります。
まとめ|エアコン室外機の騒音対策は早めの対応がおすすめ
エアコン室外機からいつもと違う音が聞こえてきた場合、放置せず早めに原因を特定し、対策を講じることが大切です。
初期の段階であれば、自分でできる掃除や簡単なメンテナンスで改善する場合も多く、騒音の悪化やさらなる故障を未然に防ぐことができます。
気になる異音が続くときは、ためらわず専門業者への相談・点検をお願いしましょう。