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ビルの空調の仕組みと種類は?セントラル空調と個別空調について解説

2023年04月30日

オフィスを借りるとき、ビルの空調の仕組みが気になる方は多いでしょう。
ビルの空調は、セントラル空調と個別空調に大別されています。

仕事の形態や利用時間によって、使い勝手の良い空調は異なります。
ビル空調の仕組みを知れば、オフィス選びの一助になるでしょう。

今回の記事では、ビル空調の仕組みを徹底解説します。
セントラル空調、個別空調のメリット・デメリットも理解できるので、最後までご覧ください。

ビルの空調の仕組みと種類は?セントラル空調と個別空調について解説

ビル空調の仕組みはセントラル空調・個別空調の2種類

ビルの空調は、セントラル空調と個別空調の2種類あります。
それぞれの特徴や、どのようなビルで取り入れられているかを解説します。

ビル空調の仕組みその1:セントラル空調

セントラル空調とは、「中央管理空調」もしくは「中央式空調」とも呼ばれる方式です。
中央管理室、もしくはそれに準ずる設備で一元的に制御されている点が特徴です。
そのため、個別の部屋では温度調節や電源のオンオフ、暖房・冷房の切り替え対応はできません。
特に、旧型の設備では細やかな温度管理は難しいと言えます。

近年では、遠隔でメーカーが温度管理しているところもあります。
ワンフロアが100坪を超えるような大型のビルや商業施設などは、セントラル空調が一般的です。

ビル空調の仕組みその2:個別空調

個別空調とは、部屋やフロアごとに家庭で使うような空調機が設置されている方式を指します。
部屋ごとにオンオフ設定や、冷暖房の切り替えを調整できる点が特徴です。
空調の管理は部屋のオーナーに任されており、使った分だけ電気代が上がっていく仕組みです。

個別空調は、中小規模のオフィスビルで多く採用されています。
なお、個別空調でも細かく温度設定できないビルも一部では存在します。
オフィスを借りる際には、必ずチェックしておきましょう。

ビル空調のメリット・デメリットを仕組みごとに解説

セントラル空調と個別空調には、それぞれメリット・デメリットがあります。
以下で解説していきます。

セントラル空調のメリット・デメリット

セントラル空調の最大の利点は「コアタイム」であれば、追加の電気代がかからないところです。
セントラル空調は、温度や冷暖房の切り替えを一括コントロールしています。
そのため、多くの方が快適に過ごせる温度に設定されています。

基本的な光熱費は「共益費」名目で徴収されるため、別途料金がかからないケースがほとんどです。
したがって、人が最も働く時間とコアタイムが一致していれば光熱費を抑えられます。

デメリットは、細かい温度調節ができない点が挙げられます。
一例としては、残業中や早出のときは冷暖房が入らないケースも考えられるでしょう。
休日出勤や早出・遅出が多い業種の場合は要注意です。
交代制で24時間勤務の会社であれば、特に多額の光熱費がかかるケースもあります。

個別空調のメリット・デメリット

個別空調の良い点は、必要なときに自由に冷暖房を調節できるところです。
部屋にいる人数や時間に合わせて快適に運用もでき、仕事の効率化も期待できます。
勤務時間が不規則だったり、休日出勤が多かったりする業種では、個別空調のほうがストレスがかかりません。

デメリットは、使った分だけ光熱費が高くなる点です。
仕事の時間が一般的なコアタイムにあたる時間だけであれば、セントラル空調のほうがメリットは大きいでしょう。

ビル空調の仕組みは会社の特徴で選ぶ

本章では、セントラル空調と個別空調、それぞれ向いている会社の特徴を紹介します。
選択するうえで、ぜひ参考にしてください。

セントラル空調が適している会社

セントラル空調が適している会社の特徴は以下のとおりです。

・働いている人数が多い
・広い事務所や店舗を借りている
・主な終業時間がビルのコアタイムと合致している
・残業や休日出勤が少ない

終業時間が決まっている店舗や、100名以上が働く会社であればセントラル空調を選ぶほうが光熱費の節約につながります。

個別空調が適している会社

個別空調が適している会社の特徴は、以下のとおりです。

・働いている人数が少なく小さいオフィスで事足りる
・勤務時間が長く、残業や早出が多い
・細かな温度調節が必要な業務である

一般的に、空間が広いほど冷暖房費の負担は大きくなります。
勤務時間が長い場合も、セントラル空調では使い勝手に難があります。
社員数が10名程度の小規模オフィスならば、個別空調でも費用はそれほどかかりません。
小規模な部屋であれば、個別空調のビルを選ぶようにしましょう。

近年は良いとこどりの空調も導入されている

近年は、セントラル空調と個別空調を併用できる建物も増えています。
セントラル空調を基本としつつ、個別の部屋で細かい温度設定が行えるタイプです。

ただし、借主が自由に空調を切り替えられる物件は多くありません。
コアタイムはセントラル空調、それ以外は個別空調を使うといったケースが主流です。

築浅の建物ほど使い勝手の良い空調システムを備えているので、空調システムを使い分けたい場合は、新しいビルを選びましょう。

まとめ

ビルの空調は、大規模な建物ではセントラル空調、中小規模の場合は個別空調が主流です。
また、築浅の建物ほど使い勝手の良い空調が備え付けられています。
働く人数や勤務時間を考慮しながら選びましょう。

労働実態に適した空調システムを選べば、光熱費を大きく節約できる可能性があります。
賃貸オフィスを選ぶ際は、空調設備に着目して確認すると良いでしょう。